2歳児と5歳児に学ぶモノと自分自身の関係
子供の不思議能力について話したついでに、もう一つ。
我が息子と同世代の子供たち見ていて、不思議に思っていたことがあります。
きっとそれは、大人にもあ
てはまるんだろうなって話です。
自分が何者かわからないと、持ち物で自分を表現するしかないのでは？という話です。
我が長男が通う保育園はマンモス保育園。
しかも通っている子供たちはめちゃくちゃフレンドリーなんです。
年齢問わず、やたらと話しかけてくれますｗ
たまに家庭の個人情報まで横流ししてくれる子供たちもいますｗ
長男が2歳クラスだった頃のこと。
子供たちは私がお迎えに来ると一斉に「自分が何を持っているか」教えてくれました。
「マックイーンのレースセット持ってるんだー！」
「プリンセスの変身セット買ってもらったの！」
「サンタさんにね、トミカの〇〇セット約束したんだー！」とか。
近い未来、自分が手に入れる予定ものですらもう自分の所有物ですｗ
すごいねーって言うと、目をキラキラにして喜んでくれます。
さらに言うと、子供達同士で一番を競う時の基準も「持ってるオモチャ」の様子。
保育園からの帰り道、長男との会話テーマは「誰が何を持っているか」でした。
ちょうどその頃、私はミニマリズムのビックウェーブ真っただ中にいまして。
我が息子があれこれ欲しがるのがすごくイヤだったんですｗ
いや、そら当然でしょ！と今なら思えます。
でも、ミニマリズムビックウェーブ真っただ中にいる私が読むのはミニマリズムの本。
そこに登場する子供達はみなモノを欲しがらない子ばかりだったんです。
我が子はモノばかり欲しがる！
結構本気で怒ったこともありますｗ
そんな中、聞いた子供達のオモチャ〇〇持ってる議論。
小さい子は「自分が何を持っているか」で自分を語るんだ！と気づきました。
今、我が次男は2歳後半。
最近やたらと誰が買ったか？を気にします。
「牛乳誰が買ったのー？」とか。
「ママ、これ買ったー？」とか。
もちろんこんな流暢ではありません。
ホントは「にゅーにゅっ、だぁがぁったのぉ？」ですｗ
誰が何を買ったか、誰がどんなものを持ってるかを認識し始めたのでしょう。
ならば、持っているオモチャ自慢に発展するのも自然なのかなと今なら思えます。
そんな時を経て、長男は今、縦割り保育の社会で戦っていますｗ
小学校入学を目前に控えたお兄さんお姉さんもいて、なかなかハードそうｗｗ
お兄さんお姉さんはと言うと、自分が何をできるか？を教えてくれます。
彼らとの会話に「自分が何を持ってるか」はありません。
「〇〇ねー、今バレエ習っているんだよ！」
「僕は空手やってるんだ！」
「あたしプールやってるんだけど、今度ハワイに泳ぎに行くんだ！」
みたいな感じ。
自分が何をできるかをアピールしてきます。
肝心の長男も、もう持ってるモノの会話はあまりしません。
「保育園でブロックしたんだー」とか
「コーカサスオオカブトを作ったんだー」とか
自分が何をしたかを話してくれます。
もちろん欲しいものは止まりませんがｗｗ
お兄さんお姉さんは自分が何者かわかっている。
少なくとも自分が得意なことが何かわかるから、その話をしてくれるんだと思います。
子供の成長ってすごいなーって感じます。
と同時に、これって大人もそうなんじゃ…？と感じるようになりました。
社会には色んな人がいるから、自分と他人を区別するためにモノで自分を表現する。
自分の強みやコレ！って思うことがないから、モノに自分の印象を託す。
少なくとも私はそうだった気がします。
大人は子供たちのように世界がシンプルではありません。
でも、子供たちが〇〇できるんだよー！って言うくらい、
シンプルな発想で良いじゃないかなーって自分に言い聞かせています。
今の私は、やりたいこととかワクワクすることを見つけたいって思ってるんだよー！
って人に言えるような人になりたいですｗ
子供レベルｗ
でも、それで良いと思っています。
あのホリエモンも永遠の三歳であれ！と言ってますからｗ
最後は権威に頼りますｗ
自分が買ったものじゃなくて、
自分ができることややりたいことで、自分を語れる人間になりたいなと思いました。
って話ですｗ
オチなしｗ
